ホットウィール新発売情報 2025年6月 サイドラインその3

ホットウィール新発売情報 2025年6月 サイドラインその3

ホットウィールカーカルチャーとブールバードの新発売情報が解禁されました。発売日は6月28日発売予定です。

発売日商品名
6月28日ホットウィール カーカルチャー ファストワゴン
ホットウィール ブールバード

アウディ RS 6 アバント

1994年、アウディの基幹車種である4代目80シリーズに初めて設定された高性能グレードのRS。ポルシェとの協業で生み出され、RSはRenn Sport(ドイツ語でレーシング・スポーツの意味)の頭文字をとったもので、当時のステーションワゴンとしては驚異的な260km/hオーバーの最高速度を誇った。ホットウィールが今回新金型アイテムの題材に選んだのは、A6シリーズのステーションワゴン(アウディではアバントと呼ぶ)をベースに、ツインターボとマイルドハイブリッドシステムをドッキングして592馬力を発生する4リッターV8エンジンを搭載して、駆動系や足回りを強化した4代目RS6。
最高速度は305km/hとスーパーカーさながらの俊足ぶりを見せる。外観は21インチの大径ホイールが装着され、標準のA6ワゴン比で40mmワイドかされたフェンダーなどが特徴となっている。

スバル フォレスター STI

1989年に発売を開始した新型車レガシィが大ヒットを記録し、傾きかけていた経営の立て直しに成功したスバル(当時は富士重工業)。
その後、旧来の基幹車種であったレオーネの後継モデルとして1992年にリリースしたインプレッサも好評を博すなど、勢いに乗るスバルが放った3本目の矢が1997年に発売されたフォレスターだ。
フォレスターはレガシィ譲りの4WDシステムや水平対向エンジンと居住性に優れた背高のステーションワゴンボディを組み合わせたパッケージングを採用。今で言うクロスオーバーやSUVのはしりとでも言うべき存在で新たなスバルファンを世界中で獲得するに至った。フォレスターは265馬力までチューンされたエンジンや6速M/T、専用のスポーツサスペンションを装備し、車体の剛性アップ、エアロパーツ、高性能ブレーキなどが奢られていた。

’70 シェベル SS ワゴン

1964年、シボレーの大型車と小型車との間を埋める中型車(インターミディエイトとアメリカで言う)として登場したシェベル。1968年にはより曲線的でボリューミィなフォルムへと、外観の印象を大きく変えた2世代目へとスイッチしている。
ホットウィールではシェベルの最強グレードであるSS(Super Sport)がパフォーマンス的にピーク(最強仕様の7.4リッターエンジンは450馬力以上を発生)を迎えた1970年型のステーションワゴンを題材に選んでいる。
SSグレードは2ドアハードトップ車のみに設定されたもので、ステーションワゴンのSSはメーカー純正では存在しないが、ホットウィールではあくまでプライベーターが“SS風”にカスタムした個体をイメージしている。

ボルボ 850 エステート

「安全性と耐久性に優れたクルマ」というイメージを世界中に広く知らしめることになったボルボ240シリーズ。1974年から1993年まで製造された長寿車でもある。
そんな名車240の跡を受けて1992年に発売されたのが850シリーズだ。240シリーズは「レンガ」に例えられるくらい、無骨でボクシーなスタイリングだったが、850はスタイリッシュかつ空気抵抗の少なさそうなスタイルで人気を呼んだ。
中でもエステートと呼ばれるステーションワゴンボディの人気はセダンのそれを凌ぐものであった。またボルボは自社の製品に従来にはなかった“スポーティ感”を植え付けるべく、当時ヨーロッパで人気のあったBTCC(英国ツーリングカー選手権)にセダンだけではなく、なんと当時としては超異例のエステートベースのレースカーも投入して話題を呼んだ。今回のリリースではそんなBTCCのマシーンを彷彿とさせるものとなっている。

メルセデス・ベンツ E 36 AMG

現在はメルセデス・ベンツの1部門となったAMG(正確にはメルセデスAMG)だが、当初はメルセデス・ベンツを専門に手掛ける独立したチューナーであった。
AMGは1967年に創業し、1971年には同社が改造したメルセデス・ベンツの大型高級セダンがその巨体をもろともせず、スパ・フランコルシャン24時間レースを制したことで有名になった。以後もAMGが手掛けたチューンド・メルセデスはDTM(ドイツツーリングカー選手権)で圧倒的な速さを見せるなど名声を高め、ついには1999年、メルセデス・ベンツ本社が完全子会社化するに至った。ホットウィールがモチーフとしたのは、独立チューナー時代のAMGが初代Eクラス(W124型)のワゴンをベースに、エンジンを272馬力発生する3.6リッターに換装した他、サスペンションの強化や外装にエアロパーツなどを装備したコンプリートカーのE36Tである。同アイテムはこれまでにブールバード・シリーズから黒とパールホワイトがリリースされており、今回の赤が3色目のカラバリとなる。

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ポルシェ 911 カレラ RS 2.7

1964年に発売されたポルシェ911シリーズ。車体後方に積んだ水平対向6気筒エンジン、そして盛り上がった左右フェンダーに丸目基調のヘッドライト、車体後方に向かってスロープしていくルーフからエンジンフードのラインなど、そのアイデンティティは現在の992シリーズにもしっかり受け継がれている。
カレラRS 2.7は1973年にFIAの定めるグループ4カテゴリー・レースの参戦資格取得のために作られたモデル。ダックテール形状のリアスポイラーと大きくフレアしたリアフェンダーが特徴的。生産台数は1500台余りと非常に少なく、現在は数あるクラシック911の中でも、1、2を争うコレクターズアイテムとして人気!

’16 ブガッティ シロン

1909年に創業したフランスの超高性能スポーツカー/レースカー・メーカーのブガッティ。1920~1930年代に全盛期を迎えたが以後は衰退し、いったんは消滅している。
しかし、1987年にイタリアの実業家がイタリアで同ブランドを一度復活させるも1995年に倒産。1998年以降はフォルクスワーゲン(VW)グループ傘下のスーパーカー・ブランドとして健在。
今回のホットウィールは、VWグループ配下に置かれたブガッティの第1作、2005年デビューのヴェイロンの後継機種として2016年に登場したシロンをモチーフとしている。エンジンは8リッターのW16型エンジンにターボチャージャーを4基掛けして、1479馬力!を搭載し、最高速度は400km/h以上! をマークする。フロントの盾状のグリルは1920~1930年代のオリジナル・ブガッティから継承されたデザインとなっている。

ダットサン 510 ワゴン

日本では3代目ブルーバード、アメリカではダットサン 510(ファイブテン)として1967年に登場した実車をモチーフ。3代目ブルーバードは、パワフルなエンジンや、欧州車のようなサスペンション、優れたデザインによって、日本以上にアメリカでも爆発的にヒットし、現在も人気。
ホットウィールではオーバーフェンダーやフロントバンパーのかわりに装着されたオイルクーラー、日本仕様の最終型グリルなどでカスタムされたワゴン型を再現している。

’69 フォード マスタング ボス 302

BOSS 302は第2世代のマスタングをベースにし、1969年に登場した当時アメリカで人気のあった、SCCA トランザム・シリーズというレースの参戦資格を得るために製造されたスペシャルモデル。
当時のマスタングのスポーツグレードのメインエンジンは351cu.in.(5,751cc)のV8だったが、BOSS 302はSCCAトランザムレースのV8エンジンは5リッター以下という規定に合わせて302cu.in.(4,948cc)の排気量から290馬力を発生するV8エンジンを搭載し、前後スポイラーが装備されている。
ホットウィールではBOSS 302の特徴でサイドの「C」文字型ステッカーやブラックアウトされたエンジンフードなどを実車に忠実にプリントしている。

メイヤーズ・マンクス

アメリカの西海岸で1960年代から盛んになった自動車を使った砂丘遊び。それは後にモータースポーツのひとカテゴリーとして発展することになるが、砂漠を走るために作られた競走用車両は総称してデューンバギーと呼ばれた。メイヤーズ マンクスもそのうちのひとつであるが、VWタイプ1(初代ビートル)のシャシーだけを取り出して、前後に寸法を詰めて、その上に軽量なファイバーグラス製のオープンボディを架装したもの。同種のものは多数のメーカーからリリースされたが、そのクオリティの高さから一目置かれたのが、カリフォルニアに本拠地を置く、ブルース・メイヤーズ率いるB. F. Meyers & Co.製のメイヤーズ マンクスであった。
メイヤーズ マンクスは競技用車両として作られたものだが、公道走行を楽しむ若者たちも多かった。B. F. Meyers & Co.は1964~1971年の間に6000台ほどのメイヤーズ マンクスを製造したのち廃業したが、2000年に別オーナーのもとで復活、現在はEV仕様も製造している。

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